軽自動車のオイル交換、いつしたか覚えていますか?
オイル交換せずに軽自動車を運転していると、故障の原因になります。
オイルは軽自動車のエンジンを動かすために、欠かせない役割を担っています。
そのオイルが劣化していると、最悪の場合、エンジンが破損する事態にもなりかねません。
そこで今回は、軽自動車のオイル交換について、時期や頻度、手順から費用の相場を解説していきます。
オイル交換を適切にすれば、故障を防ぎ、燃費も良い状態を維持できるので、軽自動車を長く乗ることができます。
軽自動車のオイル交換について知りたい方は、ぜひ一読してみてください。
目次
軽自動車のオイル交換の時期はいつ?
軽自動車のオイル交換の時期は、次の3つが目安になります。
- 軽自動車の走行距離
- オイルの使用期間
- オイルの種類
オイル交換の時期は、さまざまな要因によって異なるため、3つの目安を元に解説していきます。
軽自動車の走行距離
オイル交換の目安となるのは、軽自動車の走行距離です。
普通の軽自動車であれば、走行距離5,000kmを目安に、オイル交換をします。
また、ターボ付きの軽自動車だと、オイル交換の目安が走行距離2,500kmになるため、通常の軽自動車と比べてオイル交換の時期が早くなります。
同じ軽自動車でも、ターボが付くことによってオイル交換の時期は異なるので、自分の軽自動車に適切な走行距離を把握しておきましょう。
オイルの使用期間
軽自動車のオイルの使用期間は、3ヶ月から6ヶ月が目安になります。
日頃から頻繁に乗る軽自動車であれば、6ヶ月を目安にオイル交換しましょう。
例えば、
- 毎日軽自動車を使って通勤
- 休日も頻繁にドライブする
- 幼稚園や学校への送り迎え
上記のように、毎日軽自動車を使っていれば、オイルが常に循環するため、オイルの劣化を防げます。
一方、軽自動車をあまり使用しない場合、オイル交換は3ヶ月からを目安にしてください。
軽自動車だけでなく、車全般に言えることで、乗る頻度が低い車は、オイルや各パーツの劣化を早めます。
軽自動車のオイルは、人間で例えると、血液と同じ役割を持っているため、常に循環していないと劣化するのです。
軽自動車の使用頻度が低い場合は、3ヶ月からを目安にオイル交換をしましょう。
オイルの種類
使われているオイルの種類によって、オイル交換の時期は異なります。
オイルの種類は3つに大きく分けられ、特徴や価格は次の表になります。
種類 | 特徴 | 価格(1Lあたり) |
化学合成油 | オイルの中で品質トップクラス 価格が高い |
1,000円前後 |
部分合成油 | 耐熱性共に耐寒性にも優れている 軽自動車によく使われている |
750円前後 |
鉱物油 | 価格が安い 品質は劣るため交換頻度が高い |
500円前後 |
軽自動車のオイルは、一般的に部分合成油が使われていることが多いです。
部分合成油は、品質も良くコストパフォーマンスにも優れているため、多くの軽自動車に使われています。
オイルに部分合成油が使われていれば、3ヶ月から6ヶ月を目安に、オイル交換をしましょう。
また、使われているオイルの種類や、いつオイル交換したか等わからない場合、カーショップや自動車修理工場に相談するのがオススメです。
軽自動車のオイル交換の頻度はどのくらい?
オイル交換の頻度に関することは、次の通りです。
- 軽自動車を使用する環境・状態
- 一般的なオイル交換の頻度は3ヶ月〜6ヶ月に1回
- 軽自動車と普通自動車のオイル交換は頻度が違う
軽自動車のオイル交換の頻度は、使用環境や車の状態で変わります。
また、軽自動車と普通自動車のオイル交換の頻度は違うため、その理由についても詳しく解説していきます。
軽自動車の使用環境・状態
軽自動車のオイル交換の頻度は、次のような使用環境で変わります。
- 普段から車に乗らない
- 都市部での短距離移動のみ
- 山間地域での運転
上記の使用環境などにより、軽自動車のオイル交換の頻度は変わります。
普段から軽自動車に乗らなかったり、短距離移動だけの使用だったりすると、オイルが循環しないため、酸化して劣化しやすいです。
山間地域での運転では、勾配のある道やカーブが多いため、軽自動車への負担も強く、オイルの消耗が早いです。
また、軽自動車の年式や状態によっても、オイル交換の頻度は異なります。
例えば、新車であれば交換頻度は低く、車が古くなるに連れて頻度は高くなります。
オイル交換の頻度は、軽自動車の使用環境や状態で変わるため、自分の車を改めてチェックしましょう。
一般的なオイル交換の頻度は3〜6ヶ月に1回
軽自動車のオイル交換の頻度は、一般的に3ヶ月から6ヶ月に1回と言われています。
定期的なオイル交換をすれば、常に良質なオイルを車に循環させることができるからです。
良質なオイルは、エンジンや各パーツの動きをスムーズにするため、燃費の向上にも繋がります。
また、オイル交換をすれば、燃費の向上だけでなく、車の不具合や故障を防ぐこともできます。
軽自動車のオイル交換は、定期的に実施することで、故障等のトラブルも防げ、燃費も良いまま乗り続けられるでしょう。
軽自動車のオイルは日常点検してチェック
軽自動車のオイルは、日常点検をして定期的にチェックしましょう。
普段から軽自動車に乗る人も乗らない人も、定期的な日常点検は欠かせません。
ここでは、自分でオイルの状態をチェックする方法から、劣化していた時の対処法について、詳しくお伝えします。
自分でオイルをチェックする手順
ここでは、自分でオイルをチェックする手順をお伝えします。
オイルをチェックする前に、次のアイテムを準備しましょう。
- 使い古したタオル
- 作業用の手袋(耐油性がオススメ)
上記のアイテムを使って、オイルを拭き取ったり、手を汚れから守ったりできるので、必ず準備してください。
アイテムが準備出来たら、オイルのチェック作業に移ります。
実際の作業画像と一緒に、解説も入れて進めていきます。
作業画像 |
作業手順 |
手順1 軽自動車のエンジンをかけて10分ほど待つ |
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手順2 エンジンを止めたらボンネットを開けて、オイルタンクを見つける ※エンジンを止めた直後は、ボンネット内が熱くなっているため、注意してください |
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手順3 オイルタンクから「オイルレベルゲージ」を抜く |
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手順4 「オイルレベルゲージ」に付着しているオイルを、用意したタオルで拭き取る |
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手順5 「オイルレベルゲージ」を、再度オイルタンクに差し込んで抜き取る |
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手順6 オイルレベルゲージの、点と点の間にオイルが付いていることをチェックする |
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手順7 拭いたオイルが黄金色なら交換不要 黒く濁っている場合は交換しましょう |
以上の手順で、オイルのチェックができます。
手軽に行えるため、1ヶ月に1度点検すると決めて、オイルの状態をチェックするのがオススメです。
オイルチェック後の対処方法
オイルをチェックして、オイルが少なかったり、汚れたりしていた場合は、カーショップや自動車修理工場に相談しましょう。
軽自動車を実際に見てもらうことで、オイル交換が必要か分かるため、適切な処置が取れます。
また、自動車修理工場であれば、軽自動車を持っていくだけで、オイル交換にすぐ対応してくれ、短時間の作業で費用も安いためオススメです。
軽自動車のオイル交換しないと起きる3つのトラブル
オイル交換をしていない軽自動車は、次の3つのトラブルが起きます。
- 燃費の悪化
- エンジン性能の低下
- オイル漏れ
軽自動車はオイル交換をしないと、様々なトラブルが発生します。
ここでは、それぞれのトラブルについて詳しく解説していきます。
トラブル1:燃費の悪化
軽自動車は、オイル交換せずにいると、燃費が悪くなり、車の不調の原因に繋がります。
オイルが劣化して古いと、エンジンやパーツの動きが鈍くなり、車全体の負荷が増加するからです。
車に負担がかかると、ガソリンの消費も激しくなり、その結果、燃費も悪くなり必要以上のガソリンを消費します。
しかし、定期的にオイルを交換すれば、燃費も良いまま軽自動車に乗れるので、ガソリン代も掛からず、故障を防ぐこともできます。
トラブル2:エンジン性能の低下
オイル交換を定期的にしないと、エンジン性能が低下して、最悪の場合、オーバーヒートしてエンジンが破損するケースに繋がります。
オイルはエンジンの様々な機能をサポートしており、エンジン内での作用は、次の通りなります。
- パーツ同士の摩擦防止
- エネルギーの制御
- エンジン内の冷却
- 汚れや塵などの洗浄
- 錆の防止
上記のような作用を、オイルはエンジン内で常にしているため、オイルは汚れてしまうのです。
そのため、オイル交換を定期的にすれば、エンジン性能を低下させずに済みます。
トラブル3:オイル漏れ
オイル漏れのトラブルは、オイルの劣化やオイルフィルターの不具合などによって起きます。
しかし、オイル交換を定期的にすれば、オイル漏れを防ぐことができます。
オイル交換する際に、オイルだけでなく劣化したパーツの交換ができるため、オイル漏れする前に対処が取れます。
また、自分では劣化している箇所など気付きにくいため、ディーラーや自動車修理工場で見てもらうのがオススメです。
DIYでできる!軽自動車のオイル交換の手順を紹介
DIYで行う軽自動車のオイル交換の手順は、次の通りです。
- 必要な道具の準備
- オイル交換の作業
- オイル交換後のダブルチェックと点検
DIYでの軽自動車のオイル交換は、必要な道具と手順を把握すれば、行うことが可能です。
また、DIYで行う際には、怪我や作業不備が無いよう、十分注意して行ってください。
オイル交換に必要な道具の準備
DIYの軽自動車のオイル交換に必要な道具は、次の表になります。
道具 |
詳細 |
新しいエンジンオイル(4L) |
軽自動車のメーカーが推奨するオイルを購入
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廃油入れ |
使用済みのオイルを入れるための容器
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スパナ |
オイルを抜く際に使う
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ジャッキ |
車を持ち上げるための道具
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手袋(耐油性) |
手をオイル汚れから守る
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雑巾 |
作業中にこぼれたオイルを拭き取る
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ファンネル(漏斗) |
新しいオイルをエンジンに注ぐ際に使う
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安全眼鏡 |
作業中に飛び散るオイルから目を保護
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表の道具を準備することで、オイル交換作業をスムーズに行えます。
また、実際に道具を揃える時は、カーショップの店員さんに聞くのがオススメです。
オイル交換の作業
DIYで行う、オイル交換の作業手順になります。
オイル交換作業をする際には、安全に配慮して、作業時間を十分に取って行いましょう。
オイル交換の手順は、次の表になります。
作業画像 |
作業手順 |
手順1 エンジンを始動させて、オイルが流れやすくなるように10分程度待ちます |
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手順2 ジャッキとジャッキスタンドを使って車を安全に持ち上げ、オイルタンクを見つけます |
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手順3 スパナやソケットレンチを使ってオイルタンクのドレンプラグを外し、オイルを廃油容器に流し出します |
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手順4 全てのオイルが抜けるまで数分待ちます |
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手順5 オイルが全て抜けたら、オイルタンクのドレンプラグを締めて戻します |
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手順6 ボンネット内にあるオイルタンクのオイルキャップを開け、ファンネルを使って新しいオイルを注ぎます |
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手順7 オイルを注ぎ終わったら、オイルレベルゲージを使って量を確認します 足りなければ追加し、適量になるまで調整します |
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手順8 エンジンをかけて、オイルを行き渡らせます その後、オイル漏れがないかを確認します |
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手順9 地方自治体のルールに従って、使用済みのオイルを適切に廃棄します |
以上の作業手順で、DIYによるオイル交換は完了になります。
DIYによるオイル交換は、実際に行うと大変で時間もかかり、作業が原因で軽自動車の不具合に繋がるケースもあります。
DIYでのオイル交換が難しいと感じた方は、ディーラーや自動車修理工場に任せれば、時間も掛からず、安心して任せられるのでオススメです。
オイル交換後のダブルチェックと点検
DIYでオイル交換した後は、オイルの量やパーツの緩みなどの、ダブルチェックは必須です。
ダブルチェックをすれば、作業不備にも早く気付けるため、必ず行うようにしましょう。
また、DIYでオイル交換した際には、日常点検もこまめにするのがオススメです。
プロが行った作業ではないため、いつ不具合が発生するか分からないので、1週間に1回は点検するようにしましょう。
軽自動車のオイル交換依頼にオススメ3選
軽自動車のオイル交換依頼にオススメの場所は、次の3つになります。
- カーショップ
- ディーラー
- 自動車修理工場
ここでは、それぞれの特徴から、オススメする理由について、詳しく解説していきます。
オススメ1:カーショップ
カーショップは、時期毎に行うお得なキャンペーンや、店舗が複数あるため見つけやすく、入りやすいのが特徴です。
オイルのラインナップも豊富で、化学合成油から部分合成油、鉱物油など、自分の予算に合わせてオイルの購入ができます。
オイル交換では、自分で購入したオイルを使って行うため、依頼にかかる費用は工賃だけです。
自分で選んだオイルを使って、オイル交換を依頼したい方にオススメです。
オススメ2:ディーラー
ディーラーは、メーカーが提供する純正のオイルを使って、オイル交換をします。
軽自動車に最適なオイルを使用するため、車全体のパフォーマンスを高く維持することが可能です。
自分でオイルを購入する手間も無く、メーカー直属のスタッフによる作業のため、安心してオイル交換を任せられます。
また、ディーラーは、アフターサポートもするため、軽自動車の不具合にも迅速に対応してくれます。
オススメ3:自動車修理工場
自動車修理工場は、車修理に特化しているため、オイル交換の作業が短時間で済むのが特徴です。
オイル交換の費用も、カーショップやディーラーと比較すると、リーズナブルになっています。
車修理の専門家のため、信頼と品質の高い作業をするので、オイル交換を安心して依頼することが可能です。
オイル交換の費用を安く、クオリティの高い作業をして欲しい方は、自動車修理工場がオススメです。
軽自動車のオイル交換の費用はいくら?
軽自動車のオイル交換の費用は、DIYか専門業者に依頼するかで変わります。
オイル交換の費用について、次の表を参考にしてみてください。
交換方法 | 時間 | 費用 |
DIY | 半日 | 3,000円〜 |
カーショップ | 30分〜1時間 | 3,000円〜 |
ディーラー | 30分〜1時間 | 5,000円〜 |
自動車修理工場 | 20分〜40分 | 1,000円〜 |
ここでは、オイル交換にかかる費用の詳細について、解説していきます。
DIYでオイル交換する場合の費用
DIYでオイル交換する場合、オイルと共に作業道具の購入が必要になります。
ジャッキスタンドやレンチなどの工具が、DIYでのオイル交換には欠かせません。
さらに、軽自動車に適切なオイルを探して、購入する必要があります。
また、DIYでのオイル交換は不慣れなことが多いため、作業時間は半日を目安に考えておくと良いでしょう。
専門業者に依頼する場合の費用
専門業者に依頼する場合の費用は、依頼先によって異なります。
カーショップは、オイル交換だけで無く、会員登録をする必要があったりするため、諸費用が追加されることがあります。
ディーラーは、メーカー直営のため、使用するオイルや作業工賃が割高になりやすいです。
一方、自動車修理工場は、作業時間も早くリーズナブルな費用で、オイル交換をしてくれます。
軽自動車のオイル交換についてよくある質問
ここでは、軽自動車のオイル交換について、よくある質問にお答えします。
今回紹介する質問は、次の3つです。
- 軽自動車のオイルは何を選べばいい?
- オイル交換をしないと故障する?
- 自分でオイル交換は難しい?
それぞれの質問に対して、解説も入れながら答えるので、参考にしてみてください。
Q1:軽自動車のオイルは何を選べばいい?
A1:軽自動車のオイルは、品質とコストパフォーマンスに優れた、部分合成油を選びましょう。
部分合成油は、軽自動車から普通自動車まで広くシェアされているため、多くの車に使われています。
他にも、化学合成油や鉱物油がありますが、部分合成油はそれぞれの良い所だけを取った、バランスの良いオイルとなっています。
オイル選びに迷った際には、部分合成油を選べば間違いないです。
Q2:オイル交換をしないと故障する?
A2:長期間オイル交換をしないと、エンジンが故障します。
オイルが劣化すると、エンジンの性能が落ちるだけで無く、パーツの動きも悪くなるため、最悪の場合、オーバーヒートして壊れます。
定期的にオイル交換をするだけで、故障のトラブルも防げ、燃費も良いまま軽自動車を長く乗ることが可能です。
Q3:DIYでオイル交換は難しい?
A3:DIYでのオイル交換は、専門的な知識や経験がないと難しいです。
オイル交換をする際には、さまざまな部品を扱ったり、適切なオイルを購入したりします。
さらに、作業手順の確認から、作業後の点検、使用済みオイルの廃棄などの手間も必要です。
オイル交換をする前に、DIYと専門業者で費用や時間を比較してから、行うことをオススメします。
軽自動車のオイル交換は自動車修理工場に任せよう!
軽自動車のオイル交換は、自動車修理工場に依頼すれば、費用も安く、短時間の作業で済みます。
今回は、軽自動車のオイル交換について、時期や頻度、手順や費用の相場を解説してきました。
オイルは軽自動車のエンジンを動かすために重要で、劣化するとさまざまな不具合を発生させます。
しかし、オイル交換を定期的にするだけで、車の不具合を防ぐことはもちろん、燃費の向上へも貢献するため、軽自動車に長く乗れます。
オイル交換をする際には、自動車修理工場に依頼すれば、安心して全ての作業を任せられます。
また、オイル交換した方がいいのか分からない方は、相談だけでも気軽にしてみましょう。
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